大地の子 1995年
これは先に山崎豊子氏の本を読みました。
すごい作品だった。日本人にはぜひ読んでもらいたい本の一つです。
ドラマ化?
出来るんだろうか?
と思いました。
だいたい本が原作のものでそれ以上の映画やドラマは滅多にないから期待しないようにしていました。
ところが!!
とても素晴らしかった!!
もちろん中国との共同製作だったので中国に不利なところは映像にできないようでしたが。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
キャスト
陸 一心(松本勝男)-上川隆也
(少年時代)-笠原秀幸
松本 耕次-仲代達矢
松本 タキエ-田中好子
松本 耕平 - 牟田悌三
張 玉花(松本あつ子)-永井真理子
陸 徳志-朱旭
淑 琴 - 呂中
袁 力本(少年)- 張利敏
袁 力本(青年)- 馮国強
江 月梅 - 蒋雯麗
趙 丹青 - 盖麗麗
楊 祐民 - 銭学格
冷 殊 - 鄭振瑶
馮 長幸 - 廖京生
秀 蘭 - 高常林
燕 々 - 趙娃
黄 書海 - 薄宏
稲村 嘉三 - 西村晃
柿田 潔 - 宇津井健
斎木 吾郎 - 児玉清
紅谷 擁 - 山下輝彦
工場長 - 角野卓造
狭間信一 - 渡辺文雄
大沢 咲子-飯塚雅弓・十勝花子
あらすじ
満州開拓団の子・松本勝男は、日本の敗戦後、ソ連軍の攻撃などにより祖父と母を失い、妹とも生き別れになってしまう。
過酷な体験のあまり記憶を失った勝男は人買いに捕まり、中国人農家に売られて酷使される日々を送ることになる。度重なる虐待に耐えかねて逃げ出したものの、再び人買いの手にかかり売られそうになった勝男を助けたのは、小学校教師の陸徳志であった。子供のない陸徳志夫妻は勝男に一心という名を与え、実の子のように愛情をこめて育てる。
優秀な青年に育った一心は、日本人であるがゆえに差別を受けながらも、中国の発展のため尽くそうと決心する。しかし、彼の背後には文化大革命の嵐が押し寄せつつあった。やがて一心は、日本人であるという理由で攻撃のやり玉に挙げられ、囚人として労働改造所に送られ苦難の日々を過ごす。5年後、養父の命がけの嘆願と、共産党幹部となった親友の奔走の甲斐あり釈放された一心は、労働改造所時代の命の恩人である看護師・江月梅と結婚、日中共同の一大プロジェクトである製鉄所建設チームの一員として働くことになる。
一方、中国に協力を要請された日本の東洋製鉄では、一心(勝男)の実父である松本耕次を上海事務所長に派遣する。松本は、かつて自分の徴兵中に満州で消息を絶った妻子の行方を今でも求め続けていた。苦労の末、ようやく一心の妹であるあつ子(中国名:張玉花)を見つけ出した松本だが、寒村の農家に嫁がされた彼女は過労の果てに病を得て、すでに死の床にあった。同じ頃、一心もまた唯一の肉親である妹を探し、村にたどりついていた。
あつ子の死を契機に、間近にいながら親子とは気づかなかった一心と松本は、ここで初めて互いの身分を知り、数十年に及ぶ確執を越えて再会を喜び合う。しかし、ほどなくして一心は、以前から彼を快く思っていなかった同僚の策略により産業スパイとして告発され、プロジェクトから外された上に、内蒙古の製鉄所へ左遷させられてしまう。
時を経て、誤解が解けた一心は再びプロジェクトに復帰、7年がかりで完成した製鉄所の高炉に火が入り、日中の参画者の心は一つになる。
プロジェクト終了後、一心は養父の勧めで松本との父子水入らずの旅行に出かける。雄大な長江を下る船の上で、松本は一心に日本へ来て一緒に暮らさないかと持ちかける。日本の父と、中国の父。二人の父への愛情に一心の心は揺れ動くが、彼は苦悩の末、涙ながらに「私は日本人の子でも中国人の子でもありません。この大地の子です」と答え、中国に残ることを決意するのであった。
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ドラマには原作になかったラストシーンが。
内蒙古の製鉄所に自分の意思で戻り、皆に歓迎されるというところ。
これはとても素晴らしいラストだと思った。
そして主役のルーイーシンの上川隆也氏。
素晴らしい役者さんでした。
最初上川氏を知らなかった私は中国語の出来る人なのかと思った。
でもセリフは全部丸暗記。
あれだけ長いセリフを覚えるなんて信じられない。
イーシンになりきっていて、上川隆也氏を見てもイーシンにしか見えなかった私には、しばらくは何に出てきても私にとって彼はイーシンだった。
彼の努力が中国側にも伝わって、制作終了の打ち上げでは中国スタッフが内緒で日本語で練習した「さくら」の歌を披露したとか。
奥さん(江 月梅) 役の蒋雯麗さん、奇麗で品があってステキでした。
育てのお父さん(陸 徳志)の朱旭氏、言葉はわからなくてもいい役者さんだというのはわかるものですね。
本当のお父さんの仲代達矢氏もすごかったですね。
本当に素晴らしいドラマです。
そして素晴らしい原作です。
もし原作を読まれて、もうちょっと知りたいと思われたら山崎豊子氏の「大地の子と私」をお薦めします。
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